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段階料金ってなに?電気料金との関係を解説

    

いきなりですが、段階料金をご存知でしょうか。電力会社から毎月送られてくる検診票に「電力量料金単価」と記載されているのに、さらっと目を通すだけの方が多くなっています。

あまり知られていませんが、毎月の負担に大きく影響するので必ずチェックしてほしいポイントでもあります。

毎月の負担額は基本・単価・調整金・賦課金・消費税で決まる

毎月の電気代はどのように決められているのか気になりますよね。大きく分けて基本・単価・調整金・賦課金・消費税で構成されており、それぞれに役割があります。

まず基本料金は、使用する電気の量に関係なく必ず一定金額が発生します。これは発電設備や送電線、人件費に伴うもので月の電気使用量がゼロであっても負担しなければなりません。また関西電力や中国電力、四国電力や沖縄電力では最低料金と呼ばれています。

段階料金は、使用電力量によって3段階に区分されており、それぞれで1kWhあたりの負担が違ってきます。使用量が少ないほど負担が少なくなり、多いほど料金が増加します。

調整金は、化石燃料負担分を反映させるための仕組みです。主に火力発電の原料である原油価格が、現月から60日前の3ヶ月平均より高くなると負担が増加し、下がると負担が減ります。国際市場での原油価格に大きく影響されます。

賦課金は、再生可能エネルギー発電促進賦課金です。太陽光発電や風力発電が代表する再エネの普及を目指して導入され、電力の買取に充てられています。例えば日本全国各地に建設されたメガソーラーの発電した電気を東京電力や関西電力などほか、既存の大手電力会社が買い取るための原資となります。再エネを利用の有無に関係なく、一律で負担しなければなりません。

最後の消費税は、誰もが知っている国が定めた税金です。小売店で購入する食品から家電や車、住宅まで、ほとんどのサービスを利用した際に負担が求められ、電気も例外ではありません。引越しする際は、負担を構成する要素も知っておくと役立ちます。

段階料金は3段階に設定されている

段階料金の中身を具体的に説明していきましょう。まず使用量に応じて第1段階の0~120kWh、第2段階の120~300kWh、第3段階の300kWh以上で区分されており、それぞれで1kWhあたりの負担が違っています。使用量が少ないほど負担額が減り、使用量が増えるほど負担額が増加する仕組みです。

第1段階である0~120kWhを使用すると、1kWh当たりの負担が約19.25円になります。国が定める最低限度の生活水準を満たすために定められているため、最も低い負担額で利用できます。主に単身世帯向けになっており、月額の負担金は4,219円、年間にして50,628円になります。

第2段階である120~300kWhの場合は、1kWhあたり約26円となります。標準的な単身世帯に加えてファミリー世帯の平均的な電力使用量に基づいて定められています。月額の料金は5,000~17,000円前後になるため、年間に換算すると60,000~204,000円前後となります。

第3段階は、300kWh以上利用する方向けとなっており、1kWhあたり約30円以上となります。第1段階や第2段階よりも割高に設定することで節電意識を高めるという目的があります。契約アンペアが低いほど割高さが増していくため、300kWh以上使用する場合は契約アンペアを多いものに変更したほうが良いと考えられます。

電力会社ごとに違う段階区分と負担

段階料金について説明してきましたが、実は電力会社によっても使用量区分や負担に違いがあります。例えば東京電力と関西電力、北海道電力では第1段階や第3段階の使用量や1kWhあたりの負担に違いがあるため、引越しの際は注意しておきましょう。

東京電力の場合は、第1段階が0~120kWh、第2段階が120~300kWh、第3段階が300kWh以上ですが、関西電力では第2や第3の使用量区分こそ同じですが、第1段階が15~120kWhになっています。これは、東京電力が基本料金を採用するのに対して、関西電力が最低料金を採用しているという違いが理由です。

北海道電力では280kWh以上を第3段階に設定しています。豪雪地帯である北海道は、冬になると暖房目的の電気使用量が急激に増えることから、節電を促すために他の電力会社よりも20kWh低い280kWh以上に設定されており、気候の違いが大きな理由と考えられます。

また電力会社によって第1~第3までの1kWhの負担も微妙に違っています。東京電力と関西電力を比較すると第1段階では東京電力のほうが安く、第2~3段階では関西電力のほうが安くなる傾向があります。これは火力発電を主体とする東京電力では設備維持などに負担が伴うためと考えられます。また関西電力では、原発比率が高いため、稼働させるほどに割安になる傾向があります。

 

段階料金について説明してきましたが、役に立つ情報が見つかったと思います。各電力会社では電気使用量に応じて区分も受けており、それぞれで負担金額が違ってきます。また電力会社ごとに区分設定や1kWhあたりの負担も微妙に違いがあるため、引越しする際は必ずチェックしておきましょう。